宮沢賢治『貝の火』を読んだので感想とかを書き殴りました。

貝の火』という童話をご存知ですか? 宮沢賢治が作ったお話なんですけど。なんか当時読み聞かせレベルで終わったらしくて、他の作品に比べると全然メジャーじゃないんですよね。

 

で、マジでたまたま行った宮沢賢治記念館でたまたまこれについて特別展示やってて、もう超絶感動(?)したので、今日はこの『貝の火』を取り上げます。
みんな、興味を持ったらゼッテー買って読んでくれよな!!!!(宮沢賢治の回し者かな?)

 

ちなみに私は宮沢賢治について全くのド素人です。銀河鉄道の夜は微妙に分かんねぇし、ゼミの研究対象とかでもないので本当にド素人です。ドッドッドドウド(風の又三郎)とかキックキックトントンキックトントン(雪渡り)とかアメユジュトテチテケンジャ(永訣の朝)とかはなんとな〜く分かる。そんな程度。

 

マジでただすげーーーーーと思って、考えることが多かったので、その感情の昂りだけで今これを書いています。そこんとこよろしくな!!

怒んないでね!!!!!!!!!!!!(結局それかよ)

 

 

1.あらすじ
ある所にいた純真な小ウサギのホモイくんが、いつものように元気いっぱい川辺で遊んでいた時、川上からしわくちゃの黒いものが流れてきました。よくよく見るとひばりの子じゃね???ってなったので、ホモイくんは川にダイブしてそれを助けます。
ダイブしたせいで熱を出すんですけど、子ひばりのママからお礼に、鳥たちに伝わる「貝の火」というキラキラ色とりどりに輝く宝石をもらいます。

でもこれはただの綺麗な石じゃなく、持ち主の心の美しさや行いによってより綺麗になったり曇ったりする。だから生涯綺麗なまま持っていられた動物はメチャクチャ少ないんだって!


名誉な「貝の火」を貰ったことで有名かつ皆に尊敬されたホモイくんだが、狐にそそのかされてパパとママが喜ぶだろうと狐の盗んだパンを貰ったり、怠け者だから罰だと一緒にもぐらをいじめたりする。


その度にママは泣き、パパは「貝の火はもうダメだろう」と言うんだけど、一向に貝の火は曇らない。「僕と貝の火は生まれつき一心同体なんだ!何やっても絶対に曇らないんだ!」と調子に乗るホモイ。


で、ある日また狐の「張った網に鳥を引っ掛けて動物園をやろう」という誘いに乗って一緒に遊ぶホモイ。

捕まった鳥たちは「ヒバリくんが貝の火をあげたホモイくんじゃん!!助けて!!」とお願いするんだけど、実は捕まえた鳥を食べようと思ってた狐はホモイを「逃がしたらお前を喰うぞ」と脅す。それにビビって鳥を見捨てスタコラと逃げ帰るホモイ。

その話を聞いたパパが狐を追い払って鳥たちは助かるんだけど、とうとう貝の火はダメになってしまった。

白く濁った貝の火は割れ、破片がホモイの目に飛び込む。他の飛び散った欠片はまた集まって新しい貝の火になるんだけど、それは遠くに飛んでいってしまう。

濁った貝の火が目に入ったホモイの目は見えなくなってしまった。

 

 


2.登場人物と考えたこと
この話、怖くないですか?なんか。
ヤバくない?いや失明?????!?!?!?!?ってなるよね。ホモイ........お前............。いや失明て.....。(率直な感想)
で、もっと怖いのが登場人物なんですけど、次はそれについてちょっと書きますね。

 

 

①馬
あらすじでは端折ったんですけど、作品中では貝の火を貰ったホモイを見て泣きまくる馬が出てきます。で、この馬には「あなたは我々の命の恩人だ。どうかお体に気をつけてください」というセリフがあるんですね。
え何????何を知ってるん????ってなるくない?怖くない????????予見でもしてるんか?????オ?????

で、この馬「最後に動物に貝の火が渡ったのは1200年前だ」とかいう貝の火の歴史?も知ってるんですけど、馬はその生き証人だったのかなあと思いました。長寿すぎでは?とも思うけど...

 

馬はホモイが失明する(あるいは失明に限らず貝の火を貰った何らかの代償を伴う)こと、
貝の火を貰って代償を受けるべき存在が我々に必要だったこと
を分かっていたのかなあ。
馬にはホモイが人柱のような存在に見えたのかなあ。

 

 

ここで考えたのは「正義や優しさの代償」で、ホモイくんは結果的には悪い行動をしてるんだけど起因的な感情を見るといいやつなんですよ。お母さんやお父さんのためとか、(自分の考える)正義のためとか。
良い人物であろうとすることは簡単じゃないし、人格って弱いから時にはほだされたり揺らいだりする。でもその揺らぎや弱さは決して完璧な悪じゃない筈なんですよ。たぶん。

でもでもこのお話ではその揺らぎ、その弱さこそ淘汰されるべきで、罰や代償が必要だとされている。これって実はすごく厳しい制約なんじゃないか。


ただ良い事をして、良い人であろうとしつつ弱さや揺らぎを見せた結果、失明したホモイくんは、まさに「良い人」の礎というか、人柱のような「必要な犠牲」に見えるし、馬はそれを予見してたのかなあ。
タダで「良い人」にはなれないぞという。それを見張っている(?)のが貝の火なんだぞという。そしてその貝の火に見張られる役が必要だったんではないかという。
それら全てを馬は知っていたんじゃないか。

 

 

②フクロウ
動物園のくだりで捕まった鳥の中にフクロウがいるんですね。貝の火は捕まった鳥たちをホモイパパが助けた後にダメになってると発覚するんですけど、
それを見てフクロウは「たった6日だったな。たった6日だったな。」と言ってホッホッホって笑うんですよ。

怖くない!?!??????????何を知ってるんだお前は。お前も予見か?????オ??????(怯え)

つかさっきまで狐に食われそうになってたよね?九死に一生の状態で(一応)恩人のホモイたちによくそんなこと言えるな!!!!!!!ニュアンス的には嘲笑やんけ。命の灯火消えかけた直後の嘲笑とか神経鋼なんか?


で、フクロウはこのセリフを考えるに、狐に捕まったのはわざとだと思えたんですよね〜...。ホモイの「良い人であろうとする心」を試したというか。


前述した通り、ここまでホモイくんは貝の火が曇るまで3回の過ちを経ています。狐が盗んだパンを食べ、もぐらをいじめ、鳥で動物園を作る。2回目までの行動では、貝の火は曇らなかった。
この「動物園」のシーンが貝の火を維持する最後のチャンス、分かれ道だったんではないか。

 

つまり貝の火には持ち主の未来に期待する精神とか先見の明的な概念、あるいは過ちを許す精神があったこと、
フクロウはそれを実際に(?)判断するために遣わされた特別な存在であったこと
が考えられるんじゃないかしら。

多分フクロウの知能や神話とかの関係性について調べるともっとフクロウの特別性が分かりそうな気がします。宮沢賢治は神話が好きだったっぽいので。

 

 

①で貝の火と良い人の犠牲を述べましたね。それを念頭に置くと、やっぱり貝の火とは「良い人を作る」ものだったのかなあと思います。成るのが難しいからこその育成の機会というか、気づきのチャンスを与えるっぽいあたり。

 

でも誰も何も教えてくれないんですよね。パパが「狐には気をつけろ」と言ったくらいで、自分の行動のどこがどうダメだったのか、一体何が過ちになったのかがホモイは分かってない。
パパは「どうしてあんな事したんだ」とか「貝の火はもうダメだろう」とか言うばっかだし、ママは泣いてばっかり。
自分の行動の中にある悪が分からなかったから、ホモイは何度も狐と遊んだのかなあ。

 

 

 

3.可視化される正義、優しさ
貝の火がある事によって、ことごとくホモイの行動やその評価が「貝の火の曇度」に支配されていたのが気になりました。
本来ホモイのようなひばりの子を助けるとかの勇敢な行動って明確に可視化されないというか、点数化されない(?)フワフワした概念なはずなんですよね。
誰かに褒められるから(褒められると分かっていたから)ホモイはひばりの子を助けた訳じゃない。

でも貝の火がある事によって、ホモイの行動は「貝の火にとって良いか悪いか」で評価されつつありました。
行動の善し悪しを曇りとして可視化してくれるから、貝の火の綺麗さを失わないために良い事をするとか、貝の火が曇らないからあれは悪いことじゃなかったんだとか。
自分の行動の評価が貝の火の可視化によって、依存というか支配された感じがしたなあと思いました。

で、多分正義や優しさって本当に概念だから、何が完璧な正解とかじゃないんだろうなって思ったり。
ひばりの子だってあの時本当は死にたかったかもしれないしね....。


ホモイのやった事が正義か悪か、正解か間違っていたのかなんて、最後の最後にならないとわからない。今その瞬間に答えが分かるかも分からないし、そもそもあるかも分からないじゃん?ていう...。


そういう所に善悪や正義や優しさの概念がもつ柔軟性があって、その不明瞭さに我々はすごく弱いんじゃないか。

でもそういう善し悪しの不安定だった評価を可視化して、それが正解かどうかの評価の裏付けになっちゃう貝の火がきたら、そりゃあ頼っちゃうよね〜〜ていう...。

そこにはホモイの弱さだけでなく、絶対に周りの弱さもあったはずなんだよな。何だよ「貝の火は曇ってしまっただろうよ」って....。
貝の火のために良くあろうとしたんじゃなくない?良くあろうとする・したから貝の火を貰ったんじゃなかったんか?

絶対この話はホモイだけが弱くて悪いわけじゃないはずなんだよ。


それなのに、何故ホモイだけが失明したんだ?

 

 

 

4.結末と選ばれし者
結末でホモイは失明するのですが、傍ではパパが背中をさすりながら「目を失ったお前は何がいけなかったのか分かるはずだし、分かったお前は世界一幸福だ」「目はきっと良くなる」と言うんですよ。

率直な感想を述べさせてもらうと、「何言ってんだ」に尽きます。私はね!!!!! もうぜ〜んぜんハ????????????と思った。何言ってんだこいつ。みたいな。キレそう.....。(やめな)


失明したのはホモイの過ちに気づけない弱さや無知のせいもあるけど、絶対にそれだけが理由じゃない筈なんですよ。前述したとおり。
そう考えるとやっぱり犠牲になった感が強まってやるせない。何でホモイだけでホモイなんだ。

 


あまりにも腑に落ちないので調べた結果、どなたかが書いたブログにたどり着きまして、私はそれがすごく納得できたので内容を勝手にシェアハピします。(頼む誰も怒らないでくれ)
以下は私の考察ではないです。


つまりホモイは「選ばれた者」だったんじゃないかってことがそこでは述べられていました。
人間に(恐らく)無作為に降りかかる大病や災害のように、ただ神がテキトーに(かは分からないが)選んだ者だったというだけで、キミは特別な存在だから!とかこういう理由があるから!とかそういうのではないんじゃないかと。

ホモイが特別に思えるのは選ばれたからで、選ばれた理由は全くもってないんじゃないか。っていう....。

で、ただの肉塊である我々から選ばれたからにはその運命をただ従順に受け入れるしかなくて、だから父親も「きっと目が良くなる」とかいう気休めを言っているんではないか。
(それとも良くなるんだろうか。いやでもこのシーンのこのセリフは気休めだよね...?)(私はそう思います)(なぜなら絵本の裏表紙には呆然と濁った目で座るホモイが描かれていたから)

 


でさ〜私これ見てメッチャ納得しちゃったよね笑
結局そうなのかもなあ〜って。
なんか、"なぜホモイだったのか"とかのちゃんとした納得に足る理由なんてない、「ただお前だった」ってだけなんかな〜〜〜〜〜って思った。
で、なんか  マジ生贄だな〜って。

 


貝の火は正義や悪の概念の定義とか正解を示すものじゃなく、ただ本当に単純に「神に選ばれた者」の証だったんじゃないか。

溺れてる(ように見える)人がいれば助けるし、甘い誘惑があれば流されることもある。それはとっても人間的というか、なんだ? なんか 人間だな〜〜〜〜   人間臭いな〜〜〜〜〜 と思うわね...。(ホモイくんは人間じゃないけどね。そちらの理解力に依ってすみませんが私がそういうことを言いたい訳じゃないのはお分かりいただけるでしょうか)

 

 

結局彼が失明したのは、良い人になりたい/自分が望んで他人に望まれる人物になりたいという欲望・欲求とか、全ての行動の正解(善悪)を可視化に求めた分かりやすさへの屈服とか、それに支配されてしまった正義観とか正しい行動とかではなく、
ただ選ばれただけ。っていう....。それだけだったんじゃないだろうか。


だからホモイだけが失明したし、もしかしたらもっと長い事貝の火を持ってて本当に尊敬されて自慢の息子になってずっと語り継がれる存在になったっていう結末もあったんだろうな。

 

 

おわりに
色々考えて色々言ってみましたが結局やっぱり本当に何もわからない。誰か論文とか研究材料にしてる人いたら教えてください。個人的なこうじゃね?とかもぜひお願いします。
あと宮沢賢治ってマジでスゲェと思った。すげぇな、宮沢賢治銀河鉄道読もうかな...(それは普通に読め)

 

 

宮沢賢治 著/おくはらゆめ
貝の火
https://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=116840&spf=1
↑絵本ここで買えます。絵が泣くほど素敵。

 

文庫版は無料で読めます。ありがたいわね!
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1942_42611.html

 

(勝手に)参考にしたブログ
https://ncode.syosetu.com/n8873fh/
ごめんなさい怒らないでください

 

行った博物館
https://www.kanko-hanamaki.ne.jp/spot/article.php?p=131
貝の火の特別展示は5/10までらしい。メチャ良かったから行けたら行くといい。


ここまで稚拙な文章を読んでくれた全ての人に感謝します。
すごいね、こんなクソみたいな文章最後まで読むって。なんか ホントごめんな下手っぴで🥵

 

ま〜〜〜〜でもまた思ったこととか考えたこととか、様々な視点から得られる意見を求めたいな〜と思って書くかもしんないので、そん時はまたよろしくお願いしますワ!😁

 

 

8/19 追記
これ博物館に行ったあとすぐ書きあげて、ずーっとずーっと温めてて、さっきウッカリ開いたので見返してチョコチョコ修正したり加筆したりしたんですけど、こんな下手くそな文章しか書けなくてももっと早く、行ったあと書いたあとすぐどっかにうp(イニシエかよ)すればよかったな〜と思いました。
これで特別展示みたいと思った人行けないじゃん絶対...と思って....。5/10て.....。

 

もし私のこのクソみたいな文章でそう思ってくれた方がいたらなんですけど、ごめんな!!!!!!!!(大声)
だから鉄は熱いうちに打たなきゃいけないのよね.....。(粗悪で妥協していいってことでもないけどね)(だから難しいよね)

次(があれば)もっと頑張ります。😌

 

 


ほんとに終わりで〜〜〜〜〜〜す!!!!!!!!!!!!!

根暗陰キャが初めて脱毛に行った話

はじめに
周りの友達が行きはじめたのと、インスタでやたらとPRを見るのとに推されて、ミュゼで全身脱毛ライトを契約した。脇v+腕足+背中(襟足含む)を12回で18万くらいのやつ。いやちょっと待ってまだ何も言わないで。分かるけど。

★ちなみにvとは正面から見たとき股の周りにある毛の事で、こいつらを脱毛するコースを指す。(詳しくはググってくれ)

多分私だけじゃないと思うけど、股周りの毛ってなぜあんなに太く強く生きているんだろう。自己肯定感が高い、生命力に溢れた奴らだ。羨ましい。(?)

 

でも美意識とか全然高くないただの根暗陰キャだから、脇vだけお手軽に脱毛してもよくね?っても思ったんだけど、今度はカウンセリングのお姉さん(ミュゼは行って速攻すぐ脱毛じゃなくて、初回はカウンセリングという脱毛についてとか、どういう所を脱毛するかとかのプラン内容の説明などをする)に

「全身絶対やった方がいい」「これ以上安くなることは多分ない」「私がやりたい」(可愛いかよ...)

などとプレゼンされ、全身脱毛をするに至った。

ちなみに脱毛には医療とエステの2種類があって、ミュゼはエステ脱毛。

エステだと比較的安くて痛くないけど、それに伴って効果が出にくい。だから長期間に多くの回数を通う必要がある。(らしい)
クリニックと名のつく所は医療で、エステに比べるとお高めで痛いらしいけど、こうかはばつぐんだ!

(すべて個人差があります)


脱毛するにあたって医療脱毛に通ってる友達に経験談とか値段のこととか、たくさん相談した(ありがてぇ)
クーリングオフしろ」「やめとけ」「言ったからな」などの熱い言葉が忘れられない。

 

まあそんなこんなでキャッシュ一括で約18万の契約を結び、実際初めての脱毛を経験した女の感想ですこれは。はいもう言ってもいいよ色々。(諦)

もし興味があれば稚拙な文ですが読んでやってください。

ていうかこれ書き上げるまで結構時間かかったから読んでけや。☺️

※脱毛の話なのでデリケートゾーンの事とか開けっぴろげにちらほらとしてます!!!!(激遅注意)

苦手な人々は薄目で読む、そっ閉じする、などの対処をお願い致します。無理すんなよ!

またアホな文を読むと蕁麻疹が出る人もこれ以上はやめといた方がいいです。責任取れねぇ。

 

1.前日の準備
脱毛の施術を明日に控えた根暗陰キャは風呂場で半べそをかいていた。なぜなら脱毛するにあたって自己処理(自分で全身の毛という毛を剃ること)が必要だからである。
これがもうマ〜〜〜〜ジ大変で卒倒するかと思った。風呂場にこもって目をかっぴらき、自分の体のありとあらゆる所を凝視して剃り残し(=剃りが甘かった毛の長いところ:脱毛する時は毛の断面に施術するので予め剃って断面を出す自己処理が必要なんですね)がないか確認するのである。私はこの作業に1時間半かかった....。途方もない......。

あと私はvラインの脱毛も契約してたので、股の毛もきちんと剃る必要がある。
ミュゼはvライン脱毛の契約者に台形型のプラスチックでできたプレートを「これ当てて外側にある毛を剃ってきてね〜」って渡すんですね。
でもvio脱毛(i=股の股たる箇所/o=ケツ毛)の経験談によると「何回か全剃りしてきて、そこに施術して毛質を柔らかくして(施術すると毛が抜けるというより段々弱るらしい)から形を整える人が多い」ってあったわけ。

 

vラインの契約でも全剃りに施術してくれんのかな?やっぱりvのライン(足の付け根あたりね)だけに施術すんのかな?????と思って、悩んだ私は「剃ってなくて施術されなくなるのやだな.....」(未自己処理だと毛の断面がないので施術できない)と考え、
vの毛を全て剃り落としました。

パイ〇ンですね。

人生初のパイ〇ンをここに捧ぐ(そんなもの捧げるな)

 

余談ですが股の毛って邪魔なくせにいざ全く無くなるとすごく貧相です。毛を刈り終わった瞬間の羊みたいになる。かわいそう.....🥺
綺麗なパイ〇ンには相応のお金と努力が要るってことがよく分かりました。剃り落としゃいいってもんじゃないんだなァ....。

 

こんなんじゃ全然ダメ!話にならない!と門前払いされたらどうしよう.......(剃り残しあると施術できない)とべそをかきつつ、ちゃんと脱毛に効果がでるよう保湿が不可欠なので体中にボディーミルクを塗りたくる。塗りたくりすぎてボディーミルクの匂いにちょっと酔った。
脱毛への不安と期待と18万近く払ったんだから効果出なきゃやってらんねぇよという執念を胸に、前日は就寝。

 

2.当日の運び
(1)着替え
当日、緊張しつつも受付を済ませるとまずロッカールームに案内される。ここで服を脱げとオフショルてるてる坊主みたいなガウン(ガウン?)を渡されて、それを纏うんですね。プール授業時に小学生が使うタオルみたいなの。

施術しやすいように前開きになってて、ボタンで留める。これを着てる最中はボタンの関係上、留める場所が正面からズレると乳首丸出しになる危険を孕んでいるので注意が必要です。(実際なった)(恥ずかしいよ)
下は紙でできたピンク色のパンツ(決してオムツではない)のみを履いて、いざ出陣である........!!!!!

 

(2)施術
担当してくれるお姉さんと顔を合わせ、いよいよ脱毛がはじまる。まずは前日半べそをかきつつやった自己処理のチェック。

「わ〜すごく頑張ってやって下さったんですね〜!✨保湿もちゃんとされてますね!☺️」
「マジスカ!???ヨッヨカッタァ〜!!!(震)フヘヘ....」
前日半べそをかいた甲斐があったというものである。リップサービスかもしれねぇが根暗陰キャの女は普段キラキラのお姉さんに肯定される機会などないのでメチャクチャ舞い上がってしまった。(脱毛サロンは金払ってそういうサービスを受ける場所じゃないです)

 

また、背中など手の届かない所やちょっとの剃り残しならお姉さんが自己処理をその場で手伝ってくれる。
「ではお背中剃らせていただきますね〜☺️✨ うつ伏せになって頂いて電動シェーバーで処理していきます〜☺️」
お姉さんの電動シェーバーが背中を走る。これがメチャクチャくすぐったい。特に腰あたりを掠めると「フヒィw(オタクみたいな声)」となる。
でも身をよじったりするとお姉さんの手元を狂わせてご迷惑をおかけしてしまう...!と思ったので、ほっぺの肉を噛んで我慢。お前は今地蔵だ。

 

自己処理のチェックと補足が終わると次は保護用?のジェルが塗りたくられる。うつ伏せの状態で指先から背中にかけてジェルが塗られる。このジェルがマジで冷たい。

しかもお姉さん、塗る前に声をかけてくれるんだけど、「ちょっと冷たくなりますよ〜☺️」の「ま」の時点で塗り始めるタイプの方だった。猶予とか一切ない。心の準備?なにそれ?って感じで塗られていくジェル。つめてぇなぁ。

....さみぃ!!!!!!!
ジェル塗られると寒いです。知らなかった。

脱毛ってさみぃんだな...。

 

このように、施術中は何回か何かしらを塗りたくられるシーンが来るんですけど、完全に流れ作業。料理研究家が肉を下ごしらえするかのようだ。私は今まな板の上の肉塊。

 

で、このさみぃジェルを塗ったら脱毛の機械をお姉さんが当ててくれます。サロンだと光脱毛(医療はレーザー)なので、これがピカっとして眩しい。眩しくて機械は見えなかったけど、多分レジのハンドスキャナーみたいなやつをお姉さんの足元にあるスイッチ(?)でコントロールしてるっぽくて、全身をその機械でなぞるようにして光を当てる。

 

ちなみにほくろや傷などはシールで保護してくれます。ここで私は背中にメチャクチャほくろあるんだな...と思いました。何だか謎に悲しくなりました。

 

この光当てる時もまあくすぐったい。脱毛って基本的に毛が太くて強い自己肯定感の高い奴ほど痛いんですね。脇vとか。(だから基本的にサロンより痛い医療でのvio脱毛は「拷問」「ッフゥ〜〜〜〜....などと声が出る」「痛てぇ」らしいです)
背面はあんまり毛が太くないのか、私は全然痛くなくて、むしろメチャクチャくすぐったかった。手タレの薬指の爪でなぞられているかのようでした。

 

光を当て終えると、肌を保護する用に塗ったさみぃジェルをつめてぇタオルで拭き取って、今度は肌を冷却するためにさみぃジェルを塗ります。さみぃ!!!!!!
ここでも「足元からヒヤッとしますね〜☺️✨」「それではちょっとヒヤッとしますよ〜☺️✨」の「ま」で塗り始めるお姉さん。つめてぇ!!!!!!さみぃ!!!!!
脱毛ってさみぃんだな....。

 

拭き取りと冷却が終わると保湿にミルクローションを塗る。これは寒くないです!!!!!やったァ!!!!!!!
このミルクローション、多分ミュゼが開発したミュゼ印のものだと思うんだけど、保湿力が半端ない。これ塗られて約6時間後にお風呂入ったんだけど、脛が潤いすぎてて触るとペタァ...ってしてビックリした。保湿力ありすぎんか?

保湿したら脱毛の施術はおしまい。背面がこれで終わったので次は前面。眩しくなるのでゴーグルを着用され、またさみぃジェルを塗られる。さみぃ!!!!!!

 

そういえば光が当たってる時は基本的に温かいです。さみぃ全身が局地的に温かくなるので露天風呂みたいだ...と思いました。
あと時々、毛が濃い箇所なのか「ジュッ」って焼ける音がする。上腕など顔に近い箇所ほど毛の今際の際の音が聞こえるのでテンションが上がった。ウホッやってんなぁ!!(喜)って感じで。

 

 


自分vの話してもいいすか?vの話しますね。
お察しの通り前日の自己処理でパイ〇ンになっている私ですが、結論から言うと意味なかったです。vではなくv「ライン」の脱毛だから、ちょっと考えたら当たり前なんですけどね。


とにかくパイ〇ンに意味がないことを知って、刈りたての羊状態の私のvのなんと可哀想なことか.........。もう二度と剃らねぇ。

グッバイパイ〇ン...早く伸びてくれ...(切実)

 

その可哀想なvラインに光が当たるわけ。ピンクの紙パンツ(オムツではない)をずらしてお姉さんが当ててくれるんですけど、

痛てぇ!!!!!!

 

サロンの脱毛は痛くないと言ったな。
あれは嘘だ。

(※個人の感想です)

 

vの毛って自己肯定感マックスじゃないですか。脇もまぁまぁ痛てぇけどvは、痛てぇ。

よくサロン脱毛の痛さについて「輪ゴムで弾かれてる感じ」と言ったりしますが、それで言うとvの痛みは

「業務用の太い輪ゴムでッパーーーーン!!!」

って感じです。

医療じゃなくてマジ良かった。

 

私は痛みに弱すぎて採血で過呼吸を起こし子宮頸がんの予防接種に至っては筋肉注射が嫌すぎて拒否した程の女なので、医療でvやろうとしたら絶対死んでたと思う。
※サロンのvライン脱毛の際は息を止めて腹に力を入れておくと結構凌げます。オススメやで!

 

そんなvや脇など自己肯定感の高い奴らを脱毛した後は、例のさみぃジェル(冷却用)ではなく氷(氷???)を直に載せられて冷却します。


つめてぇ!!!!!!!!!!!


けど痛てぇvに載せられっととそうでもねぇ!!!!!!!!


冷っ慣れたわ。って感じで感覚が切り替わるので大丈夫です。人間の身体って実に都合がいいですね。そういうとこ好きです。

 

最後にまたすげぇ保湿するミュゼ印のミルクローションを塗っておしまい。
これで全身の施術が終了です。

 

(3)着替え
ロッカーで着替えが済んだら(服着ると暖かすぎてビックリした)穿いてたピンク色の紙パンツ(オムツではない)とオフショルてるてる坊主を所定のバスケットに投げ入れる。お姉さんにロッカールームの忘れ物がないか確認してもらい、全日程が終了。

 

おわりに
脱毛してみてまだ1回目なので効果とかは出てないんですが、肌がメチャクチャ潤って毛穴が目立たなくなった感じはあります。
ネットによるとサロンの12回はあんまり「毛!!!滅亡!!!」という感じにはならないらしいですが、気長に期待しすぎず頑張ってみようかと思います。
医療の友達と会った時に肌比べようぜって言ってるので、気が向いたらまた雑感や感想などレポするかもしれません。


脱毛行ってわかったことは「さみぃ」ってことですね。脱毛って.....さみぃんだな.......。

※個人の感想です

 

以上根暗陰キャが初めて脱毛しに行った話でした!
ここまで読んだ君!!!!!!稚拙な文を読むことで鍛えられる忍耐力があるぞ!!!!!!!!(読んでいただいてありがとうございました)